若水沼ワカミヌマ)” の例文
出雲国造神賀詞の「彼方ヲチカタの古川岸、此方の古川岸に、生ひ立てる、若水沼ワカミヌマのいや若えにみ若えまし、スヽぎ振るをどみの水の、いやをちにみをちまし……」
若水の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
御気分は何時も/\此倭文織シヅオりのしつかりしてゐる様に確かであり、水に縁ある譬へで申さば、向うに見える古川岸、此方に見える古川岸、古川の川岸に育つた若水沼ワカミヌマ女神メガミの如く
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)