“花崎（はなざき）” の例文
「ぼくは先生の少年助手だろう。だから、マユミさんは少女助手といってもいいだろう？　花崎（はなざき）マユミさんって、いうんだよ。」
妖人ゴング (新字新仮名) ／ 江戸川乱歩(著)
ある夕がた、名探偵明智小五郎（あけちこごろう）の少女助手、花崎（はなざき）マユミさんは、中学一年のかわいらしい少女ふたりと手をとりあって、さびしい原っぱを歩いていました。
塔上の奇術師 (新字新仮名) ／ 江戸川乱歩(著)
ねがいたいのです。わたしの友人の花崎（はなざき）検事から、明智さんのことは、くわしく聞いています。こんなふしぎな事件は、明智さんの力を、かりるほかはないのです。
夜光人間 (新字新仮名) ／ 江戸川乱歩(著)
ここは麹町（こうじまち）の明智探偵事務所です。明智探偵は、たのまれた事件のために、福井県へでかけ、少年助手の小林君と、少女助手の花崎（はなざき）マユミさんとが、るす番をしていました。
仮面の恐怖王 (新字新仮名) ／ 江戸川乱歩(著)