芦荻山水ろてきさんすい)” の例文
風浪の日はおそろしいが、晴れた日は、山をめぐる白雲、太古の密林、そして、目路めじのかぎりな芦のからよしなぎさとつづいて、まるで唐画の“芦荻山水ろてきさんすい”でも見るような風光だった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)