船尾スタアン)” の例文
梯子はしごと僕と鞄が、すっかり仲よく船尾スタアンへこみへへばりついて、ぜんたい斜めに宙乗りしていた。陸から漕いで来た僕のはしけボウテ梯子ジャコップの下に結び着けてある。
長い大西洋アトランチコを済ました船員達は、上陸番なんか無視して誰もかれも「七つの丘の灯」へ逃げてったあととみえて、船尾スタアン綱梯子ジャコップが公然の秘密のようにこんなにぶらぶらしていた。