“舷墻”の読み方と例文
読み方割合
ブールワーク100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「昨夜からずっとそのベンチにいたんですがね、さっきツイと立って行って、舷墻ブールワークに凭れたと思ったら、見ている前でヒョイと飛びこんじまって」
ノア (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
日本の運命は大きく落下シュートしかけ、暗い未来へ急傾斜している。のみならず山内が凭れている舷墻ブールワークは、今日の夜明け、松代が投身したその場所だった。
ノア (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
山内は孝助たちとB甲板の舷墻ブールワークに凭れ、近づいてくる港の全景を眺めやった。
ノア (新字新仮名) / 久生十蘭(著)