“舟底枕”の読み方と例文
読み方割合
ふなぞこまくら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其処には舟底枕ふなぞこまくらがひっくり返っている。其処には貸本の小説や稽古本けいこぼんが投出してある。寵愛の小猫が鈴を鳴しながら梯子段はしごだんあがって来るので、みんなが落ちていた誰かの赤いしごきを振ってじゃらす。
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)