“與母吉”の読み方と例文
新字:与母吉
読み方割合
よもきち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「有難う存じます、——私は相模屋の手代の與母吉よもきちと申しますが、災難は何處に轉がつて居るかわかりません。斯う言ふわけで——」
與母吉よもきちの顏を見ると、仙太は以ての外の樣子で斯う極め付けました。その後から相模屋の敷居をまたいだガラツ八は、厭も應もなく、それと顏を合せて了つたのです。
「申します、——どうも、與母吉よもきちの前掛の紐のやうで」