“臥竜窟”の読み方と例文
読み方割合
がりょうくつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実はせんだって臥竜窟がりょうくつを訪問して主人を説服に及んで悠然ゆうぜんと立ち帰った哲学者と云うのが取も直さずこの八木独仙君であって
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
して見ると臥竜窟がりょうくつ主人の苦沙弥先生と落雲館八百の健児との戦争は、まず東京市あって以来の大戦争の一として数えてもしかるべきものだ。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
縦隊を少し右へ離れて運動場の方面には砲隊が形勝の地を占めて陣地をいている。臥竜窟がりょうくつに面して一人の将官が擂粉木すりこぎの大きな奴を持ってひかえる。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)