“膠着万遍”の読み方と例文
読み方割合
こうちゃくまんべん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三男の祝彪しゅくひょうもまた、ただ敵の怒濤の中を泳ぎ暴れただけで、宋江の姿も見ず、むなしくかくの内へひきあげていた。——翌日も、また次の日も、変りないせつ返しつの膠着万遍こうちゃくまんべんといった戦況だった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)