腿引もゝひき)” の例文
「よツぽど早うおましたで、ちいと増してやつとくなはれ。」と、ろくに汗もかゝねば疲れた風もなくて、車夫は腿引もゝひき塵埃ちりを沸ひ/\言つたが
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
股立もゝだちを取つた道臣の袴にも、尻端折つた千代松の腿引もゝひきにも、砂埃りが付いてゐた。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)