“腐蝕(くさ)” の例文
永い間の年月に、堅固な錠前も腐蝕(くさ)ったものと見え、手に連れて扉が開いた。扉の向こうに龕(がん)がある。龕の中に人がいる。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
根太も柱も腐蝕(くさ)っている屋敷である。一堪りもなく壁土が崩れて、又八は全身に泥をかぶった。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)