脱落はげ)” の例文
本郷の追分で降りて、ブリキの塀をくねくね曲ると、緑のペンキの脱落はげた、おそろしく頭でっかちな三階建の下宿屋の軒に、蛍程な社名が出ていた。
放浪記(初出) (新字新仮名) / 林芙美子(著)
桐油彩色は、雨にぬれても脱落はげないように、密陀油みつだゆに色を割って、赤、青と胡粉を割ってやるのです。余りえないものだが、外廻りの雨の掛かる所、殿堂なら外廓に用いられる。