脇路わきみち)” の例文
話が脇路わきみちれました。兄は帰朝後、新調の車で毎日役所へ通われます。私はひまがあれば兄を訪いました。私への土産は、駝鳥だちょうの羽を赤と黒とに染めたのを、幾本か細いブリキの筒へ入れたのです。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)