胃潰瘍ゐくわいやう)” の例文
それから一日二日して自分は其三人の病症を看護婦から確めた。一人は食道癌しよくだうがんであつた。一人は胃癌ゐがんであつた、殘る一人は胃潰瘍ゐくわいやうであつた。
変な音 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
茶話子の敬愛する文学博士内田銀蔵氏が胃潰瘍ゐくわいやうで危篤を伝へられるのは、学界のために痛惜に堪へない次第である。