肥前物ひぜんもの)” の例文
「刀は、持主のそこもと様が、誰よりようご存じじゃろが、肥前物ひぜんもののよい刀でおざる。——ですがの、実をいえば、斬れるようにというお望みが気にくわんでな」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)