肘鉄砲ひぢでつぱう)” の例文
旧字:肘鐵砲
入り代りに来た、頬の赤い、団子鼻の下女の寝床に、深夜私はかにのやうにつて忍び込んだが、他に男があるからと言つて、言ひ寄つた私に見事肘鉄砲ひぢでつぱうを喰はした。
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)