翻然大悟ほんぜんたいご)” の例文
のろまで愚図ぐず悟浄ごじょうのことゆえ、翻然大悟ほんぜんたいごとか、大活現前だいかつげんぜんとかいったあざやかな芸当を見せることはできなかったが、徐々に、目に見えぬ変化がかれの上に働いてきたようである。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)