美目みめ)” の例文
朧にかすんだ春の月の出ておる晩、表を歩いておると、ふと美目みめのよい一人の女が目についた。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
美目みめのすぐれていたことも、領主藤堂家に腰元づとめをしていた花の十八、疱痘ほうそうになって、許婚いいなずけの男に断わられようとしたのを、自分の方から先手をうって断わったのは幾章か前に書いた。