美濃部みのべ)” の例文
美濃部みのべ博士の機関説について政治問題が起り、私は議会ぎかいの一委員会で、学問の問題を議会で論ずるは適当てきとうでないと言ったところ、翌朝からは私自身が大なる機関説論者として
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)
当時の内閣の大臣は、「憲法改正の必要はない。」と新聞記者にかたり、美濃部みのべ達吉博士は、「憲法の改正にはおよばない。解釈の方法を、民主的におこなえば、それで足る。」
市松はなおあとに立って、甲賀侍の美濃部みのべ十郎にはなしかけていた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
犬養いぬかい氏にも、私は一書を送って、美濃部みのべ氏を勅選議員にしたときに、荒木大将は、内閣員としてそれに賛成した人であったにかかわらず、荒木氏らは、美濃部氏の学説を非難しているのは
甲賀ざむらい美濃部みのべ十郎。伊賀侍の柘植半之丞つげはんのじょうなどの顔も見える。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)