“縦呂”の読み方と例文
読み方割合
たてろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四十位の、塩瀬の単衣ひとえ縦呂たてろの羽織とを重ねて、白足袋をはいていた。小さな眼と鼻と口とをかこんだ四角な痩せた顔の輪廓、額のあたりに何処か神経質な皺、……と山田ははっとした。
掠奪せられたる男 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)