“縄生”の読み方と例文
読み方割合
なおう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「二十三日、羽津はねつに陣し、縄生なおうには、とりでを築き、蒲生氏郷がもううじさと蜂須賀家政はちすかいえまさなどに、それらの要所をかためさせては、刻々に前進をつづけて来ます」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
という自信をもって、この縄生なおうに陣をとどめるとすぐ、津田、富田の二名に、委細いさいを云いふくめ、長島の信雄の城へ、ひそかに通わせていたのである。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、無造作に、一諾いちだくさせて、使者のふたりは、得たりとばかり——今、縄生なおうの陣へ、せ帰って、来たわけだった。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)