縄手道なわてみち)” の例文
旧字:繩手道
祖父じじに就ても、こんな話がある。祖父が若い時分、撃剣の同門の何とかいう男が、あまり技芸に達していた所から、ひと嫉妬ねたみを受けて、ある夜縄手道なわてみちを城下へ帰る途中で、誰かに斬り殺された。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)