綺羅粉黛きらふんたい)” の例文
翌日嵐山、金閣寺を見物して、クラシックの匂いを慕って奈良に回ったが綺羅粉黛きらふんたい人跡繁くして駄目であった。ただ大仏に対して何だか色のない尊い恋というようなものを感じた。
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)