結跏趺坐けつかふざ)” の例文
穴のふちが少しげてゐるところを見ると、此の位置から拳下こぶしさがりに撃つたもので、その工合は臺の上に結跏趺坐けつかふざした佛像が、膝だめに打つ放したものとしか思はれません。
十字の繩床じようしやう結跏趺坐けつかふざして唵阿うんあ行業かうごふに夜の白むを知らず。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)