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紅楓黄菊
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こうふうこうぎく
ふりがな文庫
“
紅楓黄菊
(
こうふうこうぎく
)” の例文
ただ、それを俗人の
穿鑿
(
せんさく
)
にまかせるのは、彼がどんな心もちでいようとも、断じて許そうとは思わない。そこで彼は、眼を
床
(
とこ
)
の
紅楓黄菊
(
こうふうこうぎく
)
の方へやりながら、吐き出すようにこう言った。
戯作三昧
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
彼の書斎には
石刷
(
いしずり
)
を
貼
(
は
)
った
屏風
(
びょうぶ
)
と床にかけた
紅楓黄菊
(
こうふうこうぎく
)
の双幅とのほかに、装飾らしい装飾は一つもない。壁に沿うては、五十に余る本箱が、ただ古びた桐の色を、一面に寂しく並べている。
戯作三昧
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
紅
常用漢字
小6
部首:⽷
9画
楓
漢検準1級
部首:⽊
13画
黄
常用漢字
小2
部首:⿈
11画
菊
常用漢字
中学
部首:⾋
11画
“紅楓”で始まる語句
紅楓