籍甚せきじん)” の例文
加之のみならず、二葉亭は一足飛びに大家班に入ったにかかわらず、文学を職業とする気があるかないか解らぬくらいノンキであって、文名の籍甚せきじんに乗じて文壇におどり出すでもなく
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)