簿書ちょうめん)” の例文
南と女を結婚させてもいいと思っている大家の主人は、自分の室で簿書ちょうめんを開けて計算をしていたが、ものの気配がするので顔をあげた。
竇氏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「私は人ではありません、新たに死ぬる人の名を記入した簿書ちょうめんを持って、使に往く者でございます」
賭博の負債 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)