箇条書かじょうがき)” の例文
旧字:箇條書
権六は、書状のうちの、箇条書かじょうがきになっている部分だけを、信長に限らず、居並ぶ一統の者へも聞かせるように再読した。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わたくしは保さんに、父の事に関する記憶を、箇条書かじょうがきにしてもらうことを頼んだ。保さんは快諾して、同時にこれまで『独立評論』に追憶談を載せているから、それを見せようと約した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)