筋違御門すじちがいごもん)” の例文
若松屋惣七とお高は、途中で駕籠を拾おうということになって、柳原やなぎはらの土手を筋違御門すじちがいごもんのほうへ歩き出したが、お高は、父が、あまりそっけないので、若松屋惣七に気の毒でならなかった。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)