竜田山たつたやま)” の例文
熊本の高等学校にいる時分もこれより静かな竜田山たつたやまに上ったり、月見草ばかりはえている運動場に寝たりして、まったく世の中を忘れた気になったことは幾度となくある
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
竜田山たつたやまの死人をみてふとつぶやいた言葉に、おのずから調べが乗ったような御歌である。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)