きょう)” の例文
わが邦でも昔は兎を八きょうと見た物か、従来兎を鳥類と見做みなし、獣肉を忌む神にも供えまた家内で食うも忌まず、一疋二疋と数えず一羽二羽と呼んだ由
『埤雅』に咀嚼するものは九きょうにして胎生するに独り兎は雌雄とも八竅にして吐生すと見え、『博物志』には〈兎月を望んで孕み、口中より子を吐く、故にこれをという、兎は吐なり〉と出づ。