窪坑くぼあな)” の例文
趙雲の武運がつきたか、ふところにある阿斗あとの薄命か。——あッと、趙雲の声が、突然、ほこりにつつまれたと思うと、彼の体は、馬もろとも、野の窪坑くぼあなにおち転んでいた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)