究竟きうきやう)” の例文
究竟きうきやうするに紅葉は実を写す特有の天才より移つて、佐太夫なる、或意味に於ての理想的伝記を画き出たるを以て、平常へいぜいの細微巧麗なる紅葉の作を読み慣れたる眼には
而して予は理性が之れに対して究竟きうきやうの是認以外に何等の言をもさしはさあたはざるを見たり。
予が見神の実験 (新字旧仮名) / 綱島梁川(著)