秦漢瓦鐺しんかんがとう)” の例文
一間いっけん唐紙からかみは白地に秦漢瓦鐺しんかんがとうの譜を散らしに張って、引手には波に千鳥が飛んでいる。つづく三尺の仮のとこは、軸を嫌って、籠花活かごはないけに軽い一輪をざっくばらんに投げ込んだ。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)