“秘密記法（クリプトメニツェ）” の例文
そうすると、あの秘密記法（クリプトメニツェ）の全部が、crestless（クレストレッス） stone（ストーン）——となる。それで、まず解読を終ったという訳さ
黒死館殺人事件 (新字新仮名) ／ 小栗虫太郎(著)
そうじゃないか熊城君、有名なランジイ（仏蘭西（フランス）の暗号解読家）の言葉に、秘密記法（クリプトメニツェ）の最終は同字整理（シラブル・アジャストメント）にあり——というのがあるからね。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) ／ 小栗虫太郎(著)
それが醸（かも）し出してくる凶運を、難解きわまる秘密記法（クリプトメニツェ）にて覆い、人々がそれにあぐみ悩む有様を、秘かに横手で嗤（わら）おうという魂胆らしく思われるのだった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) ／ 小栗虫太郎(著)