碇泊かか)” の例文
その日の夕方も、まだ日の高いうちに、野崎島をめぐって神之浦こうのうらへ切れ込むと、そこへ山のような和蘭陀オランダ船が一艘碇泊かかって、風待ちをしているのが眼に付いた。
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)