瞎驢くわつろ)” の例文
※※ぼくそくとして視る無き瞎驢くわつろの何を悟らむ由もなく、いたづらに御祓みそぎすましてとり流すぬさもろともに夏を送り、窓おとづるゝ初時雨に冬を迎へて世を経しが、物に定まれる性なし
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)