真綿布団まわたぶとん)” の例文
手のくぼにでもるほど小さくなった体は子供のように軽く、カヤノから送ってきたメリンスの軽い真綿布団まわたぶとんは、寝ているいねの体の上で平らかであった。一家には生死の波があるという。
(新字新仮名) / 壺井栄(著)