“百足屋”の読み方と例文
読み方割合
むかでや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「人聞きの惡いことを言つちやいけません。お玉ヶ池の變な泥棒のことを調べに行つて、百足屋（むかでや）市之助の店に坐り込んだ時貰つて來ましたよ」
銭形平次捕物控：170 百足屋殺し (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)
「歸りませうよ、八丁堀の旦那衆のお叱（しかり）は覺悟の前で、——百足屋（むかでや）の主人を斬つた泥棒はつかまらなかつたといふ事にして」
銭形平次捕物控：170 百足屋殺し (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)
お玉ヶ池の百足屋（むかでや）市之助は、正面から脇差で心の臟を一と突き——眞に虫のやうに殺されて居りました。
銭形平次捕物控：170 百足屋殺し (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)