百両ひとつ)” の例文
旧字:百兩
ちょっと逡巡ためらったのち、上野は、人さし指を一本立てて見せた。百両ひとつの意味だった。
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)
わっしも種々と心配したんざますが、何をいうにも立退の中なり馴染の客衆は無し、何うしてもお金が出来ないざますが、今夜ふりにあがった客衆は百両ひとつばかりのお金の塊を持ってるんざますが