白魚網しらうおあみ)” の例文
川上の佃島つくだじまのほうに、舟で燃す火がぼっとかすんで、点々と五つ六つ見えた。白魚網しらうおあみだろう、そのあたりから水面を伝って、人の声がとぎれとぎれに聞えて来る。
寒橋 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)