白沢宿しらさわじゅく)” の例文
そこで文化二年以来津軽家のようやく栄え行くのにたいらかならず、寧親やすちかの入国の時、みちに要撃しようとして、出羽国秋田領白沢宿しらさわじゅくまで出向いた。しかるに寧親はこれを知って道を変えて帰った。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)