白文はくぶん)” の例文
「ようがす、やりましょう! 蔡京さいけいの印でしたら、朱文しゅぶん白文はくぶん、いろいろと以前に彫ったこともあり、印譜いんぷものみこんでおりますから」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自分は其頃兄に教はつて居た白文はくぶん八家文はつかぶんの難解の処を読み下し、又は即席に七ぜつして、大いに二人を驚かした。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)