発条仕掛バネじかけ)” の例文
モロは、面色めんしょく土のごとくになり、発条仕掛バネじかけの人形のように、突立ちあがり、椅子をたおした。彼の左手が、ぶるぶる震えるなわのようなものを、右手からひきちぎった。
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)