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癆咳
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らうがい
ふりがな文庫
“
癆咳
(
らうがい
)” の例文
現にこの一と月ばかりは、持病の
癆咳
(
らうがい
)
が重くなつて、三度の食事も床の上に運ばせて居ります。
銭形平次捕物控:150 槍の折れ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
勤めもできない身體になつたのを可哀想に思つて、ひどい苦面で親許身請をし、この寮の隣の二階屋を借りて養生をさせましたが、重い
癆咳
(
らうがい
)
で到頭去年の暮死んでしまつたといふのです。
銭形平次捕物控:117 雪の夜
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
可哀想に、あんなに綺麗で優しかつた、お濱が——醫者は
癆症
(
らうしやう
)
だと申しますが、
咳
(
せき
)
一つしない癆症といふものがあるでせうか、癆症は
癆咳
(
らうがい
)
と申しまして、咳のひどい病氣だと聽いて居りますのに。
銭形平次捕物控:168 詭計の豆
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
其處に親類の娘といふお町が、長い
癆咳
(
らうがい
)
を
患
(
わづら
)
つて寢て居るのでした。
銭形平次捕物控:150 槍の折れ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「漆原の主人重三郎が一と月前に死んだのさ。年は三十五で病氣は三年も前から床に就いて居る長い間の
癆咳
(
らうがい
)
。これは壽命で何んの不思議もないが、その後に殘された筈の七八千兩の大金が、何處に隱してあるか小判の
片
(
かけ
)
らも見えない」
銭形平次捕物控:197 罠に落ちた女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“癆咳”の意味
《名詞》
癆咳(ろうがい)
「労咳」の別表記。
(出典:Wiktionary)
癆
漢検1級
部首:⽧
17画
咳
漢検準1級
部首:⼝
9画
“癆咳”で始まる語句
癆咳病