“らうがい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
癆咳80.0%
勞咳20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
可哀想に、あんなに綺麗で優しかつた、お濱が——醫者は癆症らうしやうだと申しますが、せき一つしない癆症といふものがあるでせうか、癆症は癆咳らうがいと申しまして、咳のひどい病氣だと聽いて居りますのに。
其處に親類の娘といふお町が、長い癆咳らうがいわづらつて寢て居るのでした。
「いや、あれは假病や僞患にせわづらひではない。どんな辛抱の良い人間でも、一年も假病を續けられるものぢやない。それに、あれは勞咳らうがいも餘つ程重い方らしいぢやないか」