痙攣さしこみ)” の例文
それがどうしても堪えられなくなって、昼から温石おんじゃくなどでしのいでいたが、日が暮れると夜の寒さが腹に沁み透って来た。かれは痙攣さしこみの来る下腹をかかえて炉のそばに唸っていた。
半七捕物帳:06 半鐘の怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)