男女間なんにょかん)” の例文
異性をつなぎ合わせるようで、その実両方の仲をく、慇懃いんぎん男女間なんにょかんの礼義は彼らのどちらにも見出す事ができなかった。男は帽子のふちに手をかける面倒さえあえてしなかった。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)