“田沼玄蕃頭”の読み方と例文
読み方割合
たぬまげんばのかみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みなとの戦いで、大炊頭が幕府方の田沼玄蕃頭たぬまげんばのかみくだるころは、民兵や浮浪兵の離散するものも多かった。天狗連の全軍も分裂して、味方の陣営に火を放ち、田沼侯に降るのが千百人の余に上った。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)