田圃たんぽ)” の例文
田圃たんぽを越して、遠く、騎兵の一隊が七、八騎時々見え、かくれ、行くのが見えた。——もう、由三は夢中だった。河堤に出ると、村の人達が二三十人かたまって、見物していた。
不在地主 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)